「副業をはじめてみたい。でもどんな副業が良いんだろう…」とお困りではありませんか?
本記事では、フロー型ビジネス/ストック型ビジネスについてお話します。
副業を始める前に学んでおくべき内容です。
副業選びの際にこれを意識するか否かで、将来のお金の集まり方は大きく変わってくると思います。
もし知らない方はぜひ参考にしてください!
なお、副業選びのポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
フロー型ビジネスとは
「働いた成果に対して報酬を得る」という仕組みを、フロー型と言います。
成果を評価するための指標として、「時間」や「出来高」という考え方があります。
「時間」であれば「1時間当たり1,000円」、「出来高」であれば「1案件当たり5,000円」といった具合です。
自分が働いた分だけ収入が入るという仕組みで、「副業で確実に毎月5万円稼ぎたい」のであれば、「時給1,000円で50時間働けば良い」ということです。
逆に、働かなければ収入はゼロです。
とてもシンプルで分かりやすい仕組みですよね。
そのため、収益のコントロールもしやすいのが特徴です。
皆さんが「仕事」と聞いて想像するものの多くは「フロー型」ではないでしょうか。
フロー型ビジネスの特徴
- 即金性が高い
- 収益の仕組みが分かり易い
- 収益のコントロールがしやすい
- 働かなくなったら収入はゼロになる
フロー型ビジネスの副業例
- 時給型アルバイト
- デザイン受注
- 記事ライティング受注
- データ入力
- 転売/せどり
- ハンドメイド品の販売
ストック型ビジネスとは
「蓄積したコンテンツなどから報酬を得る」という仕組みを、ストック型と言います。
コンテンツというのは、具体的には、記事・動画・音楽といったものを指します。
その他、プラットフォームを作成しユーザーへサービスを提供することなども、このストック型収入に当たります。
想像できると思いますが、ストック型の場合、最初の収益化までに時間と労力がかかります。
例えばYouTube配信が「ストック型ビジネス」の代表例です。
チャンネル登録者数が増えて、動画の再生回数が伸びて、ようやく収益が発生するのです。
芸能人でもない限り、最初1本目の動画から収益化できるYouTuberはほとんどいないですよね。
しかし、そのYouTubeチャンネルが1度成長してしまえば、たとえ1ヶ月間動画配信を中断したとしても、過去のストックされた動画が再生されることで収益を得ることができます。
これがストック型ビジネスの仕組みです。
ストック型ビジネスの特徴
- 即金性が低い
- 収益化の仕組みを作るのに時間を要する
- 一度仕組みを作れば、働かなくても収入が入る
- 収益の可能性に上限がない
ストック型ビジネスの副業例
- ブログ運営(広告/アフィリエイト)
- YouTube配信
- 有料メルマガ配信(note)
- アプリ開発
- 音楽/効果音の使用権販売
- 写真/画像の販売
- 資産のシェア(不動産/車)
フロー型/ストック型は職業によって異なるものではない
フロー型/ストック型という2つのビジネス形態は、職業によって異なるというものではありません。
同じひとつの職業でも、それぞれのビジネス形態で収益化することはできるのです。
例を3つご紹介します。
(例1) タレントの場合
テレビ出演 ⇒ フロー型
YouTube配信 ⇒ ストック型
(例2) ミュージシャンの場合
イベントでの演奏 ⇒ フロー型
楽曲オンライン販売 ⇒ ストック型
(例3) ライティングの場合
WEBライター ⇒ フロー型
ブログ運営 ⇒ ストック型
これを理解しているかどうかで、世の中の見方は全く変わります。
同じ能力を持っていても、フロー型/ストック型のどちらのビジネス形態で収益を得るか、そこが非常に重要なポイントです。
タレントの場合、「テレビとYouTubeどちらの方がたくさんの人に見てもらえるかな」という視点だけでは不十分ということです。
なお、WEBライターとブロガーの違いについては、以下の記事で解説しています。
自分はフロー型/ストック型のどちらに向いているか
ここまで読むと、「ストック型の方が良いじゃん!」と思う方が多いかもしれません。
将来、不労所得が手に入りそうですもんね。
しかし、人間向き不向きというものがあるのです。
自分はどちらに向いているのか、しっかり自己分析をした上で選択する必要があります。
フロー型ビジネスに向いている人
- すぐに成果を感じたい人
- コミュニケーション能力が高い人
- 営業力の高い人
やった分だけすぐに成果が出ることにやりがいを感じる、という人にはフロー型ビジネスをオススメします。
フロー型ビジネスの多くは、人に雇ってもらったり、人から仕事を受注したりして仕事をすることになります。
そのため、コミュニケーション能力や営業力が収益に大きく関わってきます。
ストック型ビジネスに向いている人
- 成果が出なくてもコツコツと努力できる人
- 1人で行う黙々とした作業も苦ではない人
- 自分でPDCAを回せる人
収益化できるまでの間、1人で地道に努力が続けられるのであれば、ストック型ビジネスも検討しましょう。
しかし、続けたら必ず成功するというものでもありません。
自分で試行錯誤を繰り返して、常に有益なコンテンツやサービスを提供し続けることが必要です。
まとめ
フロー型ビジネス/ストック型ビジネスの特徴をおさらいします。
副業をする目的は、人それぞれだと思います。
直近のお金が足りなくて始める人、趣味のひとつとして始める人、将来の独立を目標に始める人。
それぞれの目的に応じて、フロー型/ストック型を選択すると良いと思います。
なお、私の場合はブログ運営をメインとしています。
気になる方は、以下の記事も併せてお読みください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!