自分が上司になって部下を持った時、最も大切なのが「部下から信頼される」ことです。
上司・部下間での信頼関係が無いと、業務が円滑に進まないだけでなく、日々のストレスにより心身ともに壊れてしまう恐れがあります。
本記事では、部下から信頼されない上司の特徴を10個紹介します。
ひとつでも心当たりがあれば、ぜひ明日から直すようにしましょう。
では、さっそく見ていきます。
部下から信頼されない上司の特徴 10選
① 仕事の基本スキルが足りない
「スケジュール管理ができない」「メールを読まない」「タスクを忘れる」など、上司であるにもかかわらず、基本スキルすら身に付いていない人がいます。
忙しいのは分かりますが、こなせないならそのポジションに就くべきではありません。
なお、全社会人が実践すべきメール管理テクニックを、以下の記事で解説しています。
② 部下の業務を把握していない
「部下がどんな業務を行っているか」「進捗はどうなっているか」「どんな課題を抱えているか」しっかり把握できていますか?
部下の業務を把握していない上司が、部下から信頼される訳がありませんよね。
③ 指示が曖昧すぎる/細かすぎる
上司の仕事は、マネジメントです。
その上で、部下に対して上手に指示を出すことが必要になります。
指示が曖昧すぎたり、細かすぎたりすると、部下は「やる気」と「あなたへの信頼」を失ってしまいます。
④ 部下の意見を聞かない
自信を持つことは良いことですが、自分を過信して人の意見を聞かないのはNGです。
特に、実務者である部下の意見は聞くようにしましょう。
誰よりもその業務に時間・頭を使っているのは部下ですので、その部下の意見も聞けないような上司が信頼される訳がありません。
⑤ 部下に甘えている
いくら優秀な部下を持ったとしても、絶対に甘えてはいけません。
「彼ならすぐにやってくれるだろう」「IT関係は彼女に頼ろう」と、軽い気持ちで考えていませんか?
部下の本来の仕事以外のことを与えることは、緊急時のみにしましょう。
はじめのうちは笑顔で引き受けてくれる部下も、これが続くと次第に無表情に変わっていきます。
参考までに、ITに弱い上司が嫌われる理由については、以下の記事で解説しています。
⑥ 部下を守ってくれない
部下が顧客や他部署から責められた時、見て見ぬふりをする上司がいますよね。
「部下を守ること」も上司の大切な役割のひとつです。
部下が自分で解決する訓練も必要ですが、ここぞという時に矢面に立ってくれる上司は、部下から厚く信頼されるでしょう。
⑦ 部下に感謝できない
お給料を貰っている以上、仕事は「やって当たり前」です。
ただし、部下に感謝できない上司が信頼されないのも事実です。
部下が期待以上の仕事をしてくれた時、遅い時間まで残業して頑張ってくれた時、「ありがとう、よく頑張ったな」と一言伝えるだけで、信頼関係は深まっていくのです。
⑧ 高圧的な態度をとる
部下に対してのみならず、どんな相手であっても高圧的な態度をとるような上司は、部下から信頼されません。
何かあった時、自分にも同じ態度をとられるのでは、と部下が考えてしまうからです。
近寄りたくない存在と認定され、必要最低限のコミュニケーションしかしてもらえなくなります。
⑨ 上に意見できない
上に意見できない上司は、「頼りにならない上司」の代表ですね。
部長を前にするとすぐに委縮する課長、役員の意見に何も言い返せない部長など、本当にたくさんいますね。
見ていて溜め息が出ます。
「この人の下で何かを実現・達成するのは無理だな」と部下を落胆させることでしょう。
⑩ 口が軽い
最後の最後で超初歩的なことですが、口が軽い上司は信頼される訳がありません。
自分で意識していなくても、つい世間話ついでに部下のプライベートや悩みなどを他人にポロっと話してしまう方も多いと思います。
気を付けてください。
それが例え隠すような内容ではなかったとしても、本人がそれを知った時、「この人に大事な話は相談できない」と判断されてしまいます。
また、そもそも部下のプライベートに自ら踏み込んでいくことはやめましょう。
それだけで、信頼を失う原因になります。
まとめ
「部下に信頼されない」ということは辛いと思いますが、「信頼できない上司の下で働くこと」も非常に苦しいことです。
あなたが信頼される上司になることで、部下のパフォーマンスが上昇し、部署としての成果も確実に上がります。
上に挙げた10個のうち、ひとつでも当てはまる自覚のある方は、すぐにでも直すようにしてください。
なお、私が8人の上司と働いて分かった「良い上司」と「悪い上司」の違いについては、以下の記事で紹介しています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!