宅建試験に独学4カ月で一発合格したきのこです。
一度テキストを読んだ人なら分かると思いますが、法令上の制限って意外な強敵ですよね。似たような許可・申請ばかり出てきて、「何が何だかわからない!」「細かすぎる!」と嘆く方も多いのではないでしょうか。
宅建試験の全50問中、8問が法令上の制限から出題されます。
私も苦労しながら一生懸命勉強しましが、結果は8問中6問正解でした。
本記事では、法令上の制限を学習する上での心得や具体的なポイントをお伝えします。
ぜひ参考にしてください。
なお、オススメの学習順番やまとめノート作りについては、以下の記事で解説しています。
法令上の制限 勉強の心得 3つ
① 丸暗記OK
法令上の制限も丸暗記OKです。引っ掛け問題はほとんどありません。
暗記のほとんどに数字が絡んでくるので、数字に弱い人には注意が必要です。
暗記カードなどを使うことも検討しましょう。
② 法律をひとつひとつ潰していく
法令上の制限で学ぶ法律は以下の6つです。
- 都市計画法
- 建築基準法
- 国土利用計画法
- 農地法
- 土地区画整理法
- 宅地造成等規制法
全て一気に勉強すると大変なので、ひとつひとつ理解して潰していくのが良いと思います。
達成感を感じながら勉強を進めモチベーションをキープしましょう。
③ 時間を掛けすぎない
法令上の制限は、範囲に対して出題数は少ないため、あまり細かいところまで徹底的に覚えるのはコスパが良くありません。
過去問で傾向をつかみながら、ポイントを絞って暗記する必要があります。
法令上の制限 具体的な勉強ポイント 5つ
① 「届出なのか許可なのか」
各法令において、届出・許可の話が頻出します。
これをしっかりと立て分けて理解するように意識しましょう。
法令上の制限は引っ掛け問題があまり出ませんが、強いて言えば、この「届出/許可」のすり替えが出されることがあります。
② 「以上なのか超なのか」「以下なのか未満なのか」
宅建業法と同様ですが、法令上の制限でもこれは非常に重要です。
- 階数に関しては「以上」であることが多い
- 高さに関しては「超」であることが多い
などの傾向を掴んだ上で、ひとつひとつ正確に暗記していきましょう。
③ 具体的な建物や敷地をイメージする
「1,000㎡」と言われても、どのくらいの敷地かイメージが湧きませんよね。
そんな時は、インターネットで検索し、具体的にどれくらいの敷地なのかイメージすると記憶に残ります。
因みにバスケットボールのコート1面分で420㎡ですので、1,000㎡は中学校の体育館くらいの敷地です。
自分の住む町や地元や建物・敷地に当てはめて考えましょう。
④ 図を描いて視覚的に覚える
特に都市計画法では、似たような単語がたくさん出てきます。
都市計画区域・準都市計画区域・市街化区域・市街化調整区域・特別用途地区・特定用途制限地域・高度地区・高度利用地区・特定街区…耳を塞ぎたくなりますね。(笑)
漫然とテキストを読んでいると、どの区域の中にどの区域が入っているのか、どの地区はどの区域で指定できるのか、ごちゃごちゃになってしまいます。
そういったものは図を描いて整理し、視覚的に記憶すると効果的です。
⑤ 都市計画法、建築基準法に力を入れる
都市計画法と建築基準法は毎回2問ずつ、他の法令は各1問ずつ出題される傾向にあります。
そのため、都市計画法と建築基準法に力を入れることが、得点を伸ばす近道です。
その分やや範囲も広いですが、まずこの2つを攻略すると良いでしょう。
まとめ
法令上の制限は、私も苦手意識が強い科目でした。
宅建業法でこれだけ暗記してきたのに、また暗記かよ…と心が折れそうになりますよね。
しかも、実務で使うのか疑わしい内容ばかりです!(笑)
それでもこの8問は大きいので、諦めることなく学習を進めましょう!
他の科目についても、勉強ポイントを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
厳選オススメ通信講座もありますので、独学に限界を感じた方は参考にしてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!