FP2級技能士のきのこです。
FP2級を受験することになった時、「FP3級と2級って何が違うの?」「また新しく勉強すべきことがあるの?」と不安に思う方も多いと思います。
「3級で学んだことを更に深く学びます」と言われても、イメージが湧きませんよね。
FP3級と2級の違いについては、以下の記事でも解説しています。
本記事では、<不動産>において3級合格後、2級受験に向けて新たに勉強する内容をご紹介します。
ぜひ、学習の参考にしてください。
なお、3級で学んだことをざっくりとおさらいしたい方は、こちらの記事を先にご確認ください。
FP2級の新たな学習内容 <不動産>
① 不動産の譲渡の特例
3級では、以下3つの特例を学習しました。
- 居住用財産の3,000万円の特別控除
- 空き家の譲渡の特例
- 居住用財産の軽減税率の特例
2級では、加えて
- 居住用財産を買い換えた場合の譲渡損失の損益通算および繰越控除の特例
- 特定居住用財産の譲渡損失の損益通算および繰越控除の特例
という2つの特例について、その要件をしっかりとチェックしましょう。
所有期間・合計所得金額・床面積など、数字を確実に覚えることが大切です。
② 不動産の投資判断の手法
- 投資利回り
- DCF法
3級では名前だけ学習しましたが、2級では具体的な内容を学びます。
投資利回りは以下の3つに分類されます。
- 総投下資本総収益利回り(表面利回り)
- 総投下資本純収益利回り(実質利回り/NOI利回り)
- キャッシュ・オン・キャッシュ
DCF法は以下の2つに分類されます。
- 正味現在価値法(NPV法)
- 内部収益率法(IRR法)
それぞれ計算式まで暗記する必要はありませんが、それぞれどんな算出方法があるのか、概念だけは整理してチェックしましょう。
③ 不動産の小口化・証券化
- 小口化
- 証券化
について、内容をチェックしましょう。
まとめ
正直、不動産で新たに学習する内容はかなり少ないです。
特に前半部分は、3級の学習内容でほぼカバーできます。
ただ、覚えるべき特例が更に増えるため、混乱を招く恐れがあります。
丁寧に時間を掛けて要件を頭に入れていく必要がありますね。
他の科目についても同様に2級の学習内容を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!