FP2級技能士のきのこです。
FP2級を受験することになった時、「FP3級と2級って何が違うの?」「また新しく勉強すべきことがあるの?」と不安に思う方も多いと思います。
「3級で学んだことを更に深く学びます」と言われても、イメージが湧きませんよね。
FP3級と2級の違いについては、以下の記事でも解説しています。
本記事では、<タックスプランニング>において3級合格後、2級受験に向けて新たに勉強する内容をご紹介します。
ぜひ、学習の参考にしてください。
なお、3級で学んだことをざっくりとおさらいしたい方は、こちらの記事を先にご確認ください。
FP2級の新たな学習内容 <タックスプランニング>
① 事業所得
- 売上原価
- 減価償却費
の計算ができるようにしましょう。
減価償却の方法には以下の2種類があることも注意が必要です。
- 定額法
- 定率法
② 給与所得
- 子育て・介護世帯
- 給与収入と年金等の受給がある場合
などに行う、所得金額調整控除について学びます。
要件や控除額をチェックしましょう。
③ 退職所得
- 特定役員退職手当
についてチェックが必要です。
④ 損益通算
3級では、「どの所得が損益通算できるか」を覚えればOKでしたが、2級では、「損益通算するときは何から何を引くか」といった具体的な計算方法を学びます。
⑤ 税額控除
3級では、
- 住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)
について学びました。
2級では、加えて
- 配当控除
- 住宅の三世代同居改修工事にかかる特例
について詳しく学びます。
⑥ 確定申告
- 延納
- 更正の請求
について、新たに学びます。
要件や期日がありますので、チェックしましょう。
⑦ 個人住民税
- 所得控除
について、その内容をチェックしましょう。
⑧ 個人事業税
具体的な計算方法や納付期限を学習しましょう。
⑨ 法人税
- 益金
- 損金
の中身をまずは学習しましょう。
その上で、
- 法人と役員の取引
- 税額の計算
- 申告と納付
- 決算書
- 法人住民税と法人事業税
など、詳細に学習していくことが必要です。
複雑で、ボリュームの多いポイントです。
⑩ 消費税
まずは、「課税されるもの/されないもの」を見分けられるようにしましょう。
その上で、
- 納税義務者
- 税額の計算
- 申告と納付
について学習します。
簡易課税制度は、試験でよく問われるポイントです。
まとめ
タックスプランニングでは、⑨ 法人税 ⑩ 消費税 だけが新たに学習する内容です。
他は、正直3級の知識だけでも概ね問題ないと思います。
ただ、知識があやふやになりやすい科目でもあるので、3級で学んだことをしっかりと復習することが必要ですね。
他の科目についても同様に2級の学習内容を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!