大企業勤務の人は実感が湧くと思いますが、優秀な人からどんどん辞めていきませんか?
私の周りでもそうでした。
外から見れば、「せっかく大企業に入れたのに、なぜ辞めてしまうんだろう」と感じるかもしれません。
しかし、そこには明確な理由があるのです。
本記事では、大企業において優秀な人ほどどんどん転職してしまう理由についてご紹介します。
周りが辞めていって焦っている人、辞めようか悩んでいる人などはもちろんのこと、企業側にもしっかりと認識して欲しい内容となっています。
また、転職しようか悩んでいるという方は、以下の記事も併せてお読みください。
では、さっそく見ていきましょう!
大企業で優秀な人ほど転職してしまう 7つの理由
① 元々通過点だと考えているから
入社した時点から次を見据えている人も少なくありません。
大企業で人脈やスキルを培って、それを武器にキャリアアップしていこうと考えているパターンです。
業種にもよりますが、特にコンサルや金融などではこのタイプが多いと思います。
多くの人にとって、「大企業に入れたこと」がゴールとなりがちですが、彼らにとっては違います。
通過点である以上は、よほどのことがない限り、辞めて次に行くのは当然ですよね。
② 「無駄」「非効率」が許せないから
多くの大企業には、過去から何十年と蓄積されてきた「無駄」「非効率」が山のようにあります。
もはや背景を誰も知らない業務、紙の申請書、データベースの弱さなど、言い出せばキリがありません。
多くの社員は、それが当たり前となって気付いていないか、気付いても見て見ぬふりをしているかのどちらかです。
しかし、優秀な人は、即座にそれらの「無駄」「非効率」に気付き、その状況をどうしても許せないのです。
かといって、若手のうちからどんどん変えるだけの裁量がある訳でもありません。
日々のストレスが溜まっていった結果、転職を考えてしまうのです。
③ 仕事が前に進まないから
これも大企業によくあることですが、なかなか仕事が前に進みません。
社会への影響力が大きいこと、上司が大量にいて承認に手間が掛かることから、意思決定までに異常なほど時間が掛かってしまうのです。
やる気があって優秀な若手からすれば、エネルギーが有り余ってしまいますよね。
自分の仕事が形になっている実感もないまま、ただたらい回しにされて時間だけが経過してしまう毎日に、嫌気が指すのは当然のことです。
意思決定が遅すぎる企業について、以下の記事で詳しく解説しています。
④ 正当に評価されないから
たくさんのストレスを抱えながらこんなに頑張って成果を残したのに、正当に評価されない。
こんなことがあって良いのでしょうか?
大企業では、「年功序列」が基本です。
優秀な若手がいくら成果を残しても、ダメなおじさんより給与が高くなることはありません。
「なんでこんなやつの半分しか給料がもらえないんだ」と感じている人も多いのではないでしょうか。
年功序列は、やる気がない社員にとってはとても良い制度ですが、優秀な社員にとっては不満でしかありません。
「もっと正当に評価してくれる会社に行きたい」と感じて、早い段階で転職してしまうのです。
⑤ 学生時代の友人と比較してしまうから
優秀な人には、優秀な友人がたくさんいます。
学生時代の友人が、のびのびと仕事をして、成果に応じた給与をもらっているとしたら、当然羨ましく思いますよね。
数年前まで同じ環境で同じような生活を送っていたのに、なぜこんなに差が開いてしまったのだろうと、悲しみさえ感じるかもしれません。
キャリアを再構築するのであれば、早い段階で決断する必要があります。
⑥ 外でもやっていける自信があるから
今の企業への不満が爆発しそうな状況だとしても、外でやっていけるかは別問題です。
優秀な人は、そこに自信があります。
これまで自分がやってきたこと、これから自分がやりたいことを明確にした上で、より良い会社を見つける自信、そこでやっていける自信があるのです。
どれだけ能力があっても、それをやり切る自信のない人は、優秀とは言えませんよね。
⑦ 行動力があるから
最後に、これが最も大切な点ですが、優秀な人には行動力があります。
どれだけ頭で転職した方が良いと分かっていても、実際に転職活動をはじめる人は一握りです。
その行動力を持っているからこそ、真に「優秀な人」なのです。
まとめ
これまでは、終身雇用が一般的でした。
企業は、「優秀な人を採用すること」ができればそれで成功だったのです。
しかし今は、転職が当たり前の時代です。
企業は、「優秀な人を満足させること」ができなければ、衰退の一途を辿ることでしょう。
大企業病の実態については、以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてお読みください。
優秀な人は、時を逃しません。
決定力・行動力を持っているのです。
もしあなたも転職を考えているのであれば、真剣に今の状況と向き合うことから始めることをオススメします。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!