宅建試験に独学4カ月で一発合格したきのこです。
私自身、本記事の内容で4カ月間勉強に取り組みました。
結果、50点満点・合格点34点のところ、43点で合格することが出来ました。
「本当に独学で合格できるの?」と不安な方は、まずは以下の記事をお読みください。
本記事では、私が4カ月どのように勉強を進めたか、週次スケジュールまで含め、その全貌をお伝えします。
勉強の基本的な流れ
以下の順序で勉強を進めました。
ひとつひとつ、解説していきます。
① 要点まとめ
他の資格取得の場合、テキストはざっと読むだけで、すぐに過去問を始めてアウトプットで記憶していく、という方法が効率的な場合もあります。
しかし、宅建に関しては、まずはしっかりとインプットすることをお勧めします。
宅建の試験には「引っ掛け問題」が多く出題されます。
特に民法(権利関係)においては、過去問の攻略だけでは絶対に不十分です。
原則・例外を徹底的に、また事例を基に理解しなければ解けない問題も多く出題されます。
私は、インプットのために、要点をまとめたノートを作成しました。
テキストの丸写しでは意味がありませんが、テキストの文言を図表にして視覚的にまとめたりすると、後々の再確認に非常に役立ちます。
「まとめノートは必要なの?」「まとめノートを作るときのポイントが知りたい!」という方は、以下の記事を参考にしてください。
また、テキストで理解できないところは、YouTubeにある解説動画を活用しましょう。
過去問を解いていて「なんだっけ?」となったときに、分厚いテキストから探すのは一苦労ですが、ノートに書いてあればすぐに確認できますね。
② 過去問(約12年分)やり込み
最終的には、12年分の過去問を全て正解できるまでやり込む必要があります。
全て正解できるというのは、「四肢択一から正解を見つけ出せる」ことではありません。
「選択肢ひとつひとつの○×を正確に答えられる、×なら×の理由を答えられる」ということです。
やり込む際は以下の手順で進めてください。
ここが非常に重要なポイントです。
このように、未マーク肢のみを繰り返し解くことで、2周目⇒3周目⇒…と、1周に掛かる時間はどんどん短縮されていきます。
10週目を迎えるころには、ほぼ全ての選択肢をクリアできていることでしょう。
③ 予想問題集に挑戦
予備校などが、過去の試験内容から分析して作成した問題で、試験3~4回分が収録されています。
試験直前に取り組むのが良いと思います。
ここで意識すべきなのは時間です。
2時間の試験ですが、1時間半で解き終わるように調整しましょう。
当日は緊張のせいか、はたまた普段以上に慎重になってしまうせいか、+15分くらい時間が掛かってしまうことがよくあります。
その点を意識しながら、時間配分や解く順番を調整すると良いでしょう。
間違えた問題は、必ず付箋やマーカーでチェックしておきましょう。
試験当日の午前中に、その問題の解説を最終確認するためです。
予想問題集に取り組んだことで、試験で2~3点UPできた実感です。
1点を争う宅建試験において、2~3点UPはとても大きな効果です。
なお、私が使用した予想模試はこちらです。
本番さながらの内容で、しっかり5回分入っている教材は他にないと思います。
週次スケジュール
週次スケジュールは以下の通りです。
1カ月目 ★勉強時間…60時間
week1:テキストをざっと1週読む 全科目
week2:要点まとめ 民法(権利関係)
week3:要点まとめ 民法(権利関係)
week4:要点まとめ 民法(権利関係)
2カ月目 ★勉強時間…60時間
week1:要点まとめ 宅建業法
week2:要点まとめ 宅建業法
week3:要点まとめ 宅建業法
week4:要点まとめ 法令上の制限
3カ月目 ★勉強時間…80時間
week1:要点まとめ 税その他
week2:過去問 2周 宅建業法
week3:過去問 2周 民法(権利関係)
week4:過去問 2周 法令上の制限・税その他
4カ月目 ★勉強時間…100時間
week1:過去問 3周 全科目
week2:過去問 5周 全科目
week3:予想問題集・要点再確認
week4:予想問題集・要点再確認
要点まとめにじっくり約2カ月間を費やした後、12年分の過去問題集を10周解きました。
実際には、1週間の中で『何曜日にどこまでやるのか』を明確にしながら勉強に取り組みました。
もし、試験勉強に疲れた時は、息抜きにドラマや漫画を楽しみましょう!
まとめ
特に、②過去問やり込みの方法は、最重要です。
これをやらなければ合格できないと思った方が良いでしょう。
また、4カ月間の勉強イメージは湧きましたでしょうか?
大切なのは、全体感を掴んでから、週・日に落とし込んでいくことです。
そうすることで、毎日達成感を感じることができ、勉強継続のモチベーションにも繋がります。
独学で合格する自信のない方や、既に一度不合格となってしまった方には、通信講座の受講をオススメしています。
なお、宅建士と同時並行で他の資格にも挑戦したいという方は、以下の記事をお読みください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!