きのこです。
Google AdSenseで9回審査落ちしましたが、10回目の申請で遂に合格することができました!
新規でブログを立ち上げた人にとっては、「Google AdSense合格」はひとつの登竜門と言えます。
私自身も、まずはGoogle AdSenseに合格して収益化を達成したいと考えていました。
しかし、試行錯誤しながら申請を繰り返してもなかなか合格できない現実に、諦めかけた時期もありました。
本記事では、私が10回に渡る申請の中で立てた仮説と、最後に分かった審査落ちの原因について、ご紹介します。
「有用性の低いコンテンツ」として何度も不合格を食らっている方には、特に参考になると思います。
Google AdSense申請のための最低限の基準
まず、Google AdSenseを申請するために、最低限の基準をクリアすることが必要です。
もしこの中でクリアできていない項目があれば、真っ先に取り組みましょう。
これらの項目は、Googleが公式に発表しているものではありません。
また、これらをクリアしなければ100%審査落ちするという訳でもありません。
しかし、ユーザビリティ(読者の利便性)を考えた時に、最低限必要となる項目であることは間違いありません。
すべて揃っているか、ぜひチェックしてみてください。
「有用性の低いコンテンツ」攻略 6つの仮説と考察
上記の項目を全てクリアしているのに、「有用性の低いコンテンツ」として審査落ちすることは珍しくありません。
自分では原因が分からず、インターネットで調べては修正を繰り返しているという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、私自身が試行錯誤の中で立てた仮説と、仮説に対する考察をご紹介します。
仮説① 文章に独自性がないことが原因?
「有用性がない」と言われてまず疑うべきは、記事の内容です。
インターネット上には、あらゆる情報が既に溢れかえっています。
誰にでも書けるような一般的な情報を改めて書いたとしても、その記事に価値はありません。
私自身も、自分の文章に独自性が無いのではと疑い、「一次情報=自身の経験/意見など」を入れ込むように意識しました。
なお、客観的な指標として「コピペチェッカー」も活用してみたところ、結果は全記事で一致率が30%以下でした。
「Google AdSense合格のためには20%以下にすべき」との情報も目にしましたが、特に修正・リライトすることなく、合格することができました。
ひとつの目安として、コピペチェッカーの一致率が30%程度であれば審査に問題ないと言えます。
仮説② 自分で撮影した写真を使用していないことが原因?
「ブログでは必ず、自分で撮った写真を使いましょう」といった情報を目にしました。
インターネットからダウンロードできる画像ではなく、独自の写真を使用しなければ、「量産型の記事=有用性が低い」と判断されてしまう可能性があるとのことです。
しかし実際には、フリー画像のみでGoogle AdSenseに合格することができました。
著作権侵害などしていなければ、審査に問題ないと言えます。
なお、審査に良い効果があったかは分かりませんが、アイキャッチ画像は「フリー画像+文字入れ」で作成していました。
仮説③ 画像の代替テキストがないことが原因?
「これは関係ないだろ」と言われそうですが、画像の代替テキストがないことで「有用性が低い」と判断されている可能性を疑いました。
この頃には、試せることは全部試そうという気持ちになっていましたね。
画像を入れる際に代替テキストも入力しておくと、読み手側で画像が表示できなかった場合の対策になります。
私の場合、念のためアイキャッチ画像にはすべて代替テキストを入力しました。
その他の記事中の画像には代替テキストを設定していませんでしたが、Google AdSenseには合格することができました。
私の周りには、代替テキストを何も入力せずにGoogle AdSenseに合格されている方も実際にいましたので、やはり関係ないのだと思います。
仮説④ HTMLサイトマップがないことが原因?
既に、Google Search ConsoleでXMLサイトマップは登録していましたが、HTMLサイトマップというものがあることを知りませんでした。
「読者の利便性のためにも、HTMLサイトマップは重要」「HTMLサイトマップを設置したら合格した」という話を聞き、さっそく設置してみました。
しかし結果として、これではGoogle AdSenseに合格することができませんでした。
またこれも、HTMLサイトマップを設置せず合格されている方も多くいましたので、関係ない可能性が高いです。
仮説⑤ 内部リンクが充実していないことが原因?
内部リンクを充実させることは、読者にとってもクローラーにとっても重要なことです。
私の場合、後から書いた記事には過去記事のリンクを貼っていましたが、逆に、先に書いた記事内に後から書いた記事のリンクを貼っていませんでした。
そのため、過去の記事を一通り見返し、関連性の高いところには内部リンクを貼りました。
これが、Google AdSense合格に効果があったかは正直分かりません。
ただ、私が内部リンクを充実させたのは割と序盤で、その後も審査には落ち続けましたので、これが核心ではなかったようです。
仮説⑥ PV数が足りないことが原因?
2021年ごろから、「Google AdSense合格には一定のPV数が必要」「1日あたり100PVを目安にしましょう」といった情報が見受けられるようになりました。
この弱小ブログは月間PVが700程度でしたので、どうしたらPV数が上がるのかと必死になっていましたね。
「直すところはほぼすべて直したし、もうあとはPV数だけだ!」と信じていました。
しかし結果的に、PV数はなかなか増えず、増えないのにGoogle AdSenseにあっさり合格できました。
ちなみに合格した時は、むしろPV数は減っていて、1日10前後でした。(笑)
この結果から、PV数は審査に大きく影響しないと言えます。
結局「有用性の低いコンテンツ」の原因は○○だった!
実は、9回目の不合格から10回目の申請までに、一カ所しか修正を加えていません。
つまり、私の場合は「この1カ所がまさに原因だった」と特定することができました。
それがズバリ、「カバレッジ〈有効〉内に残っている不要なURL」です。
Google Search Consoleで、カバレッジを確認してみたところ、「有効」となっているURL一覧の中に、過去に削除した記事や固定ページが散見されました。
これらは、過去に何度か削除申請していましたが、「有効」のURL一覧からなかなか消えずに残っていました。
今回、9回目の審査落ち後、改めて削除申請を行いました。
するとしばらくして、それらURLが「有効」URL一覧から削除されたことが確認できました。
これまで削除されなかったものが削除された理由は分かりませんが、粘り強く削除申請をすることが必要のようです。
こうしてカバレッジの整理を完了させ、10回目の申請を行い、無事に合格することができました。
まとめ
Google AdSense審査に何度も落ちると、自分にはブログが向いていないのではないかと不安になったり、やる気を失ってしまったりしますよね。
ポリシー違反などに比べ、「有用性が低い」と言われるのは、特にダメージが大きい気がします。
何を直したら良いか試行錯誤する中で、たとえ審査に関係なくても、読者にとって良い形に変わっていくことは間違いありません。
焦らず、じっくり確実に、良いブログを作り上げていきましょう。
なお、Google AdSense合格までは記事を更新し続けない方が良い理由を、以下の記事でご紹介しています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!