大手メーカーで商品企画業務をしているきのこです。
プレゼンが上手な人に憧れませんか?
「同じような内容を話しているはずなのに、なぜかとても分かりやすい」
「堂々としていて自信が感じられる」
あなたの周りにも、そんな人がいるのではないでしょうか。
プレゼンが上手い人は、決して特別な人ではありません。
実は、大した努力は必要なく、ほんの少しのテクニックで劇的にプレゼンが上手くなります。
本記事では、今日からでもに使えるプレゼンテクニックを7つご紹介します。
私自身、このテクニックを実際に使ってみたところ、上司からも「良いプレゼンだった」と褒められましたよ!
すぐに使えるプレゼンテクニック 5選
① ポインターを正しく持つ
ポインターを正しく持っていますか?
「正しく持つ」とは、「スクリーンに近い方の手で持つ」ということです。
常に利き手でしかポインターを持たない人って結構多いですよね。
スクリーンを背にした時に、左側にスクリーンがある時には左手に、右側にスクリーンがある時には右手にポインターを持つのが「正しい持ち方」です。
逆の手で持ってしまうと、自然と体が閉じてしまい、会場を向いて話せなくなります。
結果的に、「自信のないプレゼン」に見えてしまうのです。
② 目線は会場に向ける
研修などで注意されてきたはずなのに、それでもスクリーンばかり見てプレゼンする人って多いですよね。
スクリーンを見てしまうのには、理由があります。
- 人の顔を見ると緊張してしまう
- スライド内の情報を見ながらでないと話せない
- ポインターを正しく持っていない(①で解説)
人の顔を見ると緊張してしまう方は、会場の「人」ではなく、「後方の壁」や「机」などを見て話すようにすると良いでしょう。
スライド内の情報を見ながらでないと話せない方は、資料の読み込みが足りません。
必ず、プレゼン前の15~30分間を資料の読み込みに充ててください。
③ ジェスチャーを交える
プレゼンが下手な人は、直立不動です。
実は、ジェスチャーを交えることで、プレゼンの質は一段と高まります。
社内の報告会などでは、大げさなジェスチャーをする必要はありません。
「1つ目」という時に指を立てたりする程度で十分です。
ここでひとつテクニックですが、ジェスチャーは、必ず左右を反転させて行いましょう。
つまり、相手の目線で行うということです。
- データの伸びを表す時は、右肩上がりではなく、左肩上がりになるよう腕を動かす。
- 日本列島を表す時は、右上から左下ではなく、左上から右下にかけて動かす。
- 過去・現在・未来を表す時は、左から右ではなく、右から左に動かす。
ジェスチャーひとつとっても、常に相手の目線になって考えることが重要だということです。
④ 緩急をつける
「プレゼンはゆっくり話せ」と言われたことがある方も多いと思います。
しかし、これには少し語弊があります。
ただダラダラとゆっくり話すプレゼンを聞くのは、退屈ですよね。
「ゆっくり話せ」ではなく、正しくは「緩急をつけて話せ」です。
繋ぎの部分やそれほど重要でない部分はサラッと流し、複雑な部分やしっかり理解してほしい要点の部分はゆっくり話すのです。
そうすることで、聞き手の注意を引くことができます。
もし原稿を作ってプレゼンの練習をするのであれば、事前にマーカーなどで色分けしておくことをオススメします。
⑤ 間を取る
間を取ることも非常に重要なテクニックです。
矢継ぎ早に話してしまうと、聞き手に理解してもらうことはできません。
人の話を聞いていて、「耳には入ってきても頭には入ってこない時間」ってたまにありますよね。
話し手が間を取りながら伝えることで、聞き手の頭に情報がしっかり入るための時間を作ってあげることができます。
具体的な目安は、文と文の間であれば1~2秒、話の内容が少し変わる時には2~3秒です。
この時間を使って会場を見渡し、可能であれば聞き手の表情を伺いましょう。
理解できていないような表情を見つけて、補足説明が挟めるようになれば120点です。
⑥ 前置きを入れる
「ここが本日のメインとなりますが」「やや複雑な内容になりますが」など、前置きを一言入れるだけで、伝えたいことが伝わるプレゼンになります。
聞き手は、20分も30分も集中し続けることはできません。
だからこそ、「ここは集中してね」というメッセージをしっかりと伝えるのです。
この前置きを上手に使えないと、単調でスライドを読み上げるばかりのプレゼンになってしまいます。
⑦ 聞き手に語りかける
これは少し高度なテクニックですが、聞き手の考えや経験を言葉にして語りかけるという方法があります。
「今、どうしてそうなるんだと思われた方もいらっしゃいますよね」「こんな経験をしたことはありませんか?」と語りかけられたら、あなたもつい聞き入っちゃいますよね。
このように、聞き手に対して「自分に語っているんだ」と思わせることができれば素晴らしいプレゼンとなります。
「どれだけ聞き手の注意を引けるか」で9割は決まると思って挑みましょう。
まとめ
私自身、新商品企画・業績報告・課題報告など、プレゼンをする機会・聞く機会が山のようにあります。
その中で、プレゼンが上手い人に共通するテクニックをご紹介しました。
これら7つのテクニックは、ほんの少しの意識や練習ですぐに身につくものです。
今日からでも、明日からでも、すぐに実践してみると良いでしょう。
なお、「プレゼン原稿を準備しようか悩んでいる…」という方は、以下の記事も併せてお読みください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!