【宅建試験5問免除】登録講習は誰でも受けられる?受けるべき?

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本記事はこんな方にオススメ!

  • 宅建試験の5問免除について知りたい
  • 登録講習とは何かわからない
  • 登録講習を受けるべきか悩んでいる

宅建試験の「5問免除」「登録講習」、皆さんはご存じでしょうか?

宅建試験では、「一定の基準をクリアした人は5問免除になる」という制度があります。
その一定の基準こそ「登録講習修了試験への合格」です。

「登録講習って誰でも受けられるの?」「受けるべきなの?」と疑問に思いますよね。

本記事では、5問免除や登録講習の内容について、また登録講習を受けるべきかどうかを解説します。

きのこ
きのこ

これを読めば、「受けようか悩んでいる」という人も、きっとスッキリするはずです。

では、さっそく見ていきましょう。

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5問免除って何?

まずは、5問免除制度について簡単に説明します。

宅建試験は全50問あり、その内訳は以下のようになっています。

  • 権利関係(民法) 14問
  • 宅建業法 20問
  • 法令上の制限 8問
  • 税その他 8問

このうち、税その他8問の内訳は、「税」が3問、「その他」が5問です。
この「その他」5問を免除できる=正解として採点される、というのが「5問免除」という制度です。

免除される5問の、具体的な内容は次の通りです。

① 宅地および建物の需給に関する法令ならびに実務に関する科目(第46~48問)
② 土地の形質、地積、地目および種別ならびに建物の形質、構造および種別に関する科目(第49、50問)

なお、5問免除を受ける人は、試験時間が10分短縮されます。(120分⇒110分)

登録講習って何?

では、5問免除になるには、どんな条件があるでしょうか。

それこそがズバリ、「登録講習修了試験に合格すること」です。
なお、5問免除の特権は、登録試験終了日から3年以内まで有効です。

ここでは、登録講習について詳しく解説します。

登録講習の実施機関

登録講習は、国土交通大臣の登録を受けた機関により実施されます。
国土交通省のホームページに実施機関一覧が掲載されています。

建設産業・不動産業:登録講習の登録講習機関一覧 – 国土交通省 (mlit.go.jp)

登録講習の受講要件

宅地建物取引業に従事していること(従業者証明書必須)が要件とされています。

登録講習の受講料

実施機関により異なります。
10,000~19,000円が相場です。

登録講習のスケジュール

  • 通信学習 2カ月
  • スクーリング(講習) 2日間
  • 修了試験 1時間

各実施団体は、スクーリング日程を豊富に用意しています。
「日程が合わずに受けられない」ということはほとんどないでしょう。

登録講習と登録実務講習は違うの?

ここで、「登録講習」と「登録実務講習」の違いについて解説します。
よく似た名前の2つの講習ですが、これら2つは全く違う講習です。

  • 登録講習は、「宅建業従事者が、宅建試験で5問免除を受けるために受ける講習」です。
  • 登録実務講習は、「宅建試験合格後、実務経験がない人が、宅建士登録をするために受ける講習」です。

これらを混同しないよう、ご注意ください。

なお、登録実務講習については、以下の記事で詳しく解説しています。

登録講習は受けるべき!

「登録講習を受けるべきか」で悩む最大の理由は、「費用」のはずです。

確かに、宅建の受験料が7,000円なのに、登録講習の受講料が10,000~19,000円というのは、なんだか高く感じますよね。
「しかも免除される5問はそれほど難しい範囲ではないし…」と渋っている人も多いと思います。

結論を言います。

「登録講習を受ける資格がある人は、迷わず受けるべき」です。

その理由を3点ご説明します。

① 宅建試験は1点に泣く世界だから

宅建試験は、上位15~17%のあたりで合格ラインが引かれます。
例年、35点前後が合格点となっています。

実は、合格ラインの近辺では、多くの受験生がひしめきあっています。
「あと1点足りずに不合格でした」という人には「惜しかったね」と言ってあげたいところですが、実はそんな受験生は何万人といるのです。

そんな厳しい世界にあって、「5点免除」という安心感は計り知れません。

また、「5点免除される」ということは、本来そこに使うべき勉強時間を、他の科目に費やすことができるということです。

私は、税その他の「その他」に10~20時間程度の勉強時間を費やしました。
その時間を、自分の苦手科目に充てることができたら、更に点数UPを期待できたことは言うまでもありません。

② 登録講習自体が勉強になるから

登録講習では、宅建試験の試験範囲をすべて網羅的に教えてくれます。

通信講座などを受講していない限り、「人からちゃんと教えてもらえる機会」というのはなかなか無いものです。
特に権利関係(民法)は、独学に挫折しそうだという人も多いのではないでしょうか。
登録講習で講師の先生に質問できることは、非常に大きなメリットと言えます。

私の知り合いの受講生も、「短期集中型でとても勉強になった」「勘違いしていたところがクリアになった」といった感想を持っていました。

「高いだけのつまらない授業」ではないということです。

③ 登録講習は安いから

「え?安くないから悩んでるんですけど!」と思われた方も多いと思います。
私が金持ちだとか、金銭感覚がおかしいだとか、そういうことではありませんよ。笑

登録講習の受講料は、10,000~19,000円が相場だというお話をしました。

あなたが、もしこれを受けずに(=5問免除されずに)、あと1点・2点のところで宅建試験に不合格になってしまったとします。

来年もまた宅建試験を受けようと思いますか?
受ける場合、あと何時間勉強しようと思っていますか?

その勉強時間と受講料を比較した時、受講料が安いと感じるはずです。

合格すれば給与UPするという方であれば、尚更です。
もし不合格になれば、給与UPは1年間先延ばしです。
それでも、受講料を高いと感じますか?

目先の受講料だけに気を取られず、もっと大きな視点で「高いか安いか」を判断するようにしましょう。

まとめ

登録講習を受ける資格がある人は、迷わず受けるきです。

登録講習を受けるべき理由

① 宅建試験は1点に泣く世界だから
② 登録講習自体が勉強になるから
③ 登録講習は安いから

私自身は、宅建業に従事していないため、登録講習を受ける資格はありませんでした。
受けられる人を本当に羨ましく思いました。

特権は、全て使うことです。
資格試験に、ズルいも何もありません。

悩んでいる時間こそもったいないので、登録講習を受けると決めて、他の科目に集中することをオススメします。

各科目の学習ポイントについては、以下の記事で解説しています。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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きのこのプロフィール

日系メーカー勤務。
マンネリ化した日々に危機を感じ、1年間で宅建士・FP2級技能士の資格を取得。

『ゼロイチきのこブログ』では、私が「やって良かった」「もっとこうしたら良かった」と感じたことを素直に発信しています。「自分もやってみよう」と皆さんに思って頂けるような内容をお届けできれば嬉しいです。

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