FP2級技能士のきのこです。
世の中には、「知っていれば得すること」「知らないと損すること」が山のようにあります。
「お金の知識を身に付ければ人生をより豊かにできる」と考え、FP受験を決意されたという方も多いのではないでしょうか。
せっかくFP資格を取得するなら、それを実生活で活かせなければ何の意味もありません。
本記事では、FP資格を実生活に活かせる人/活かせない人の5つの違いをご紹介します。
この特徴を知っておくだけで、試験への意識や勉強のやり方が大きく変わりますよ!
では、さっそく見ていきましょう。
FP資格を実生活に活かせる人/活かせない人 5つの違い
目的意識の違い
何事も、目的意識がすべての土台です。
FP資格を持っているだけでは、1円にもなりません。
まずは、自分の目的意識を見直し、「目的=資格を活かすこと」と認識する必要があります。
勉強をはじめる前に、「なんのため」という問いにもう一度立ち返り、自分の目的を書き出してみましょう。
たくさん書き出して、それを日々確認しながら学習を進めることで、勉強モチベーションを保ち続けることができます。
設定目標の違い
FP試験における目標をどこに設定するか、という点でも違いがあります。
FP試験は、6割以上の正答率で合格となります。
60点で合格しても、100点で合格しても、FP技能士には変わりありません。
しかし、FPで学習したことを実生活で活かしたいという人は、迷わず100点合格を目指すべきです。
中途半端な知識は何の役にも立ちません。
「すべての知識を自分のものにするんだ」と決めて、学習に取り組みましょう。
学習方法の違い
FP試験に向けた学習の仕方は、以下のように違います。
「FPは過去問だけで取得できる」という話を聞いたことがあると思います。
確かに、過去問だけで十分合格できるレベルの試験です。
ポイントを絞って繰り返し問題慣れすれば、「XXと聞かれたら△△」と、ある程度正解できるでしょう。
しかし、本当にFP資格を活用しようと思うならば、体系的・網羅的に知識を付ける必要があります。
注釈や例外にもしっかりと目を通して、テキストから学習できるすべてのことを吸収する意識を持ちましょう。
インプット/アウトプットの違い
「インプットとアウトプットの繰り返しによって知識を身に付けることができる」というのは皆共通です。
しかし、「何をインプットとし、何をアウトプットとするか」その考え方に違いが出ます。
「自分はいくら年金がもらえるんだろう」「今入っている保険を見直してみよう」「NISA始めてみようかな」と、学習した内容を自分事として捉えましょう。
そして、資格取得前であっても、実践できることをどんどん始めていくことをオススメします。
実践をすれば、新しい疑問も湧いてくるものです。その疑問は、テキストなどを見てしっかりと解決しましょう。
そうした「真のインプット/アウトプット」を学習段階から行うことで、知識がより実用的なものになっていきます。
「まずは資格取得」と考えて何もアウトプットしないと、活用イメージが湧かないまま資格を取得してしまうのです。
実生活に活かすアウトプット無くして、「お金について詳しくなった」とは言えませんよね。
合格後の行動の違い
では実際に合格後、FP資格を活かせる人/活かせない人の行動にはどんな違いがあるのでしょうか。
身に付けた金融の知識を、身近な人に教えてあげることが大切です。
人に教えることができなければ、「ちゃんと理解している」とは言えません。
もっと言えば、「FP技能士」という自覚を持って、その人の資産形成やライフプランの相談に乗ってあげるくらいが理想的です。
人に教えようとすれば、きっと知識が足りないことに気付くでしょう。
そんな時は、テキストを読み返したり、更に深い知識を調べたりする必要があります。
これを繰り返して、ようやく知識が自分のものになっていくのです。
まとめ
本記事の内容は、FP以外のどんな資格にも通用します。
「取っただけで意味がある資格」など、この世には存在しないからです。
資格試験は、時間・お金・エネルギーをかけて挑むものです。
その分のコストを回収するという意識を持って、実生活で活用していきましょう。
私がFPを取得後、実生活でどのように役立てたかを以下の記事で紹介しています。
本記事と併せてぜひお読みください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!