FP2級技能士のきのこです。
FP3級に挑戦するあなた、ちょっと待ってください!
教材を買う前にぜひ本記事をお読みください。
「3級を受験するんだから、3級のテキスト・3級の問題集を買うのが普通でしょ?」と思われると思いますが、私は、一定の人には2級のテキスト購入をオススメしています。
私の失敗体験を通して、皆さんに伝えたいことがあります。
もしかしたら、あなたは2級のテキストを買った方が良いかもしれません!
本記事では、教材の選び方と、2級テキストを買うべき人の特徴をご説明します。
ぜひ参考にしてください。
教材の選び方
そもそも、どうやって教材を選んだら良いかわかりませんよね。
私も当時、ネットでひたすら「FP3級 おすすめ教材」と検索した記憶があります。
私もいくつか比較して実際に使ってみましたが、正直、教材の内容はほぼ一緒です。
比較的人気の教材であれば、まず間違いなくどれもわかりやすいですし、内容も網羅されており全く問題ありません。
あとは、「サイズ感」「イラストの数」など、好みで選択すれば良いでしょう。
参考までに、私が実際に使用した参考書と問題集をご紹介します。
王道の2冊ですが、イラストや図解などで非常にわかりやすくまとめられています。
2級のテキストを購入すべき人
今日のメインはこちらです。
結論から申し上げますが、次の3点を全て満たす方は、2級のテキストを購入することを強くオススメします。
順番に説明していきます。
① 3級に合格後はすぐに2級にも挑戦する予定である
FPの3級・2級の出題範囲は、90%以上同一です。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
2級の方がより詳細まで学習する必要があるため、3級のテキストで2級に挑戦するのは難しいです。
しかし、2級で難易度が格段に上がるわけではないので、最初から2級のテキストで勉強を始めても全く無理のない内容だと思います。
私自身、3級・2級とそれぞれテキストを揃える必要はないと感じました。
② 3級試験を9月 or 1月に受験する
通常、テキストは『21-22年度版』のように、1年単位で新版が出ます。
法改正などによって制度内容が変更になることがあるため、1年ごとに内容を見直しているということです。
そして、有名どころのテキストは『9月・1月・5月試験対応』となっています。
したがって、2級のテキストを購入して、9月・1月に3級を受験すれば、そのテキストを買い替えることなく、1月・5月に2級の受験に挑戦できるという訳です。
③ 3級の勉強時間が3カ月(90時間)以上ある
とはいえ、いきなり2級のテキストで勉強して3級に落ちてしまったら…と考えてしまいますよね。
そんな方であっても、もし3級試験まで3カ月(90時間)以上勉強できる見込みがあれば、2級テキストを購入するようにしましょう。
通常、FP3級は、短くて20時間、長くても80時間程度の勉強で合格できると言われています。
3カ月間時間があれば1時間/日の勉強でも90時間は確保できます。
であれば、2級のテキストで進めても全く問題ないでしょう。
問題集について
問題集は、3級・2級をそれぞれ購入しても良いと思います。
出題形式や試験時間が異なるため、その級の形式で練習しておく必要があるためです。
FPの学習では、インプットと同じくらい、アウトプットの練習が重要になります。
問題集は合格に必須アイテムですので、ここはケチらずに購入しましょう。
まとめ
繰り返しになりますが、次の3点を満たす方には、2級テキストの購入を強くお勧めします。
※ 問題集は、3級のものを購入しましょう。
はじめから2級のテキストで勉強することにより、3級合格後、2級に挑戦する際は、ほとんど学習時間を掛けずに合格できるはずです。
私自身は、何も考えずに3級のテキストも2級のテキストも購入しました。
2級の勉強を始めた時、テキストの内容がほとんど3級と同じで愕然としたのをよく覚えています。(笑)
本記事の内容は、2級受験まで見越した効率的な学習方法・コスト削減方法だと思いますので、ご検討いただく価値は十分にあるはずです。
なお、FP3級の具体的なスケジュール・勉強法については以下の記事をお読みください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。