FP2級技能士のきのこです。
FPの受験を考えている皆さん、いざネット検索をすると、「FPは無駄」「使えない」というコメントが多く見受けられますよね。
せっかくやる気になったのに、このようなコメントを見てやる気を失ってしまった方もいるのではないでしょうか。
「もう勉強始めてるんだけど…」と不安に思っている方もいるかもしれません。
本記事ではそんな方々に向け、FPが使える資格かどうかを徹底解説していきます。
尚、FP1級と2・3級の間には、大きな隔たりがあります。
1級の受験資格には一定の業務経験などが求められるからです。
本記事では、2・3級取得を目指す方向けに解説しますので、その点ご了承ください。
そもそもFPとは
FP技能士は、人生のお金に纏わる多様な知識を学ぶ資格です。
内容は大きく6科目あります。
これらの知識を使って、顧客のライフプランの策定において、お金の面からそのサポートを行うのが、ファイナンシャルプランナーの仕事です。
「FPは使えない」派の主張
では早速、FP資格が使えるかどうか、徹底論争します。
「FPは使えない」派 vs 「FPは使える」派の主張をそれぞれ見ていきましょう。
まずは、「FPは使えない」派の主張です。
就職・転職で直接的に有利になる事はない
FPには独占業務(=FPにしかできない仕事)がありません。
つまり、FP技能士の資格を持っていなくとも、FPを名乗って仕事をすることはできてしまうのです。
従って、就職・転職において「FP資格を持っている人を採用したい」と企業側が直接的に採用につなげるケースは少ないと言えます。
これが「FPは使えない」派の最も大きな主張です。
内容が浅い、難易度が低い
FPは、人生のお金に関する多様な分野を、広く浅く学ぶ内容になります。
各分野に特化した資格(宅建・年金アドバイザー・相続アドバイザーなど)と比較すれば、本当に表面部分のみを勉強するイメージです。
「FPを勉強したところで何の専門性も身に着かない」「結局は各分野の専門家が必要」というのが第2の主張です。
如何ですか?もう挑戦するの辞めたくなりましたか?(笑)
「FPは使える」派の主張
ではここからは、「FPは使える」派の反撃です。
お金の教養は実生活に役立つ
皆さんは学校でお金についてどれだけ学びましたか?
社会保険の、年金の、税金の、株の、不動産の、相続の何を知っていますか?
ほとんど何も知らないという方も多いのではないでしょうか。
世の中には「知らないと損をすること」が沢山あります。
FPでは、人生に纏わるあらゆる「お金の知識」を体系的に学ぶことが出来ます。
この知識は実生活で大いに役立つこと間違いなし。
これが第一の主張です。
他の資格との組み合わせで効果を発揮する
FP技能士の資格単体ではなかなか使い道がないのが現実ですが、他の資格との組み合わせで役立つという主張です。
例えば、宅建士との組み合わせれば、不動産購入という人生で最大の買い物をするお客様に対し、同時に資産形成の相談業務を行うことが出来るようになります。
不動産のことしか知らない営業マンより、お金の知識が豊富な営業マンのほうが信頼度は上がりますよね。そういうことです。
副業として活用できる
世の中、お金の相談がしたい人は山のようにいます。
そんな方に向けた記事の執筆や相談業務を、副業として行う人も数多くいます。
一個人が業務を行う上で、国家資格のFP技能士であることをPRすることは非常に効果的と言えます。
まとめ
以上、「FPは使えない」派 、「FPは使える」派の主張をそれぞれ見てきました。
「どんな資格か」も重要ですが、それ以上に「どう使うか」が資格の醍醐味だと私は思います。
「FPは使えない」と言っている人は、➀FP資格を持っていないか、②持っているが使いこなせていないか、のどちらかでしょう。
私自身は、普段の生活で節税や資産運用のことを考えたり、こうしてFP資格を使って記事を書いたりしています。
お世辞抜きで、FPを取得して良かったと心から思います。
FP資格の具体的な活用事例や、活用できる人の特徴を知りたい方は、以下の記事をお読みください。
皆さんも、ご自身の信じた道を、一生懸命歩みましょう!
絶対に無駄にはしないと決めて、FP資格の勉強に挑みましょう!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。