宅建試験に独学4カ月で一発合格したきのこです。
本記事を読んでくださっている方は、宅建士の試験に合格した方が多いと思います。
合格、本当におめでとうございます!
試験に合格したは良いものの、「宅建士の登録実務講習を受ける必要がある…登録実務講習って何をするの!?」と疑問や不安を抱えている方は多いと思います。
私もそうでした。周りに聞ける人もいなかったため、不安を感じながら登録実務講習を申し込み、受講してきました。
本記事では、その体験記として、登録実務講習の全貌をご紹介します。
皆さんの不安が少しでもなくなれば嬉しいです!
登録実務講習とは
宅建試験を受験された方なら、既に学習済みの内容と思いますが、もう一度おさらいをしましょう。
宅建士試験に合格しただけでは、宅建士として業務を開始することはできません。
①試験合格 ②登録 ③宅建士証の交付 を経て、ようやく業務ができるようになるのです。
②の登録をするためには、以下のいずれかの要件を満たすことが必要です。
※ なお、登録は原則「宅建試験を受験した都道府県」で行います。
私の場合、本業とは関係なく宅建士を取得しましたので、必然的に(B)の選択肢しかありませんでした。そんな方も多いのではないでしょうか。
登録実務講習 実施団体
2022年3月現在、18団体が登録実務講習を実施しています。
詳細は、国土交通省HPをご確認ください。
尚、これらの全団体が日本全国で実施している訳ではありません。
お住いの都道府県によっては、選択肢がほとんどないというケースもあります。
私の住む県では、東京リーガルマインド(LEC)しか選択肢がありませんでした…
登録実務講習 学習内容
実際の宅建士の業務を想定し、受付⇒調査⇒交渉⇒契約の流れを一通り学ぶという内容です。各書類の書き方や注意点等も学習します。
登録実務講習 流れ
私が受講した東京リーガルマインド(LEC)の登録実務講習について記載します。他の実施団体でも大差はないそうです。
申し込み後の大きな流れは以下の通りです。
① 通信学習(1カ月間)
申し込みを行うと、教材(テキスト・資料集)とDVD(3時間)が送られてきます。
スクーリングで講習を受けるまでに、テキストを読み、DVDを視聴するように指示されます。提出課題などは特にありません。
また、「DVDを見ていないとスクーリングで困る」ということはありませんのでご安心ください。中には、開封すらしないままスクーリングに持ってくる強者もいるそうです。(笑)
② スクーリング(1日or2日)
これがメインです。実際に教室に行って講習を受けます。
2日コースが通常ですが、1日コースを実施しているところもあるようです。
申し込むコースによって時間帯は変わりますので、以下は参考です。1日コースは重すぎるので、時間がある人は2日コースをオススメします。(笑)
スクーリングで大事なことは2つです。
これだけは胸に刻んで出席しましょう。
この2つを守れないと、「失格」になります。改めて申し込みをすることになりますので、お金も時間も無駄になります!ご注意ください。
③ 修了試験
「え、また試験あるの?」と不安になった方もいると思います。
そうです、あるんです。ただ、ご安心ください。合格率は99%とも言われているほど簡単です。
スクーリング中に、「ここをマークしてください」と言われます。そこがテストに出ます。しかもテキストや資料集をテストに持ち込んでOK。めちゃめちゃ簡単です。
④ 修了証発行
登録実務講習の約10日後に、郵送にて受け取りました。
結果は無事合格。これで全て終了しました。
登録実務講習 当日の持ち物
テキストや資料集を忘れると、その場で購入させられますので、忘れないようにしましょう。
蛍光ペンは、大事なところ(テストに出るところ)をマークするのに使いましょう。
眠気に弱い人は、失格にならないためにも、眠気覚まし持って行くことをオススメします。
まとめ・感想
ここ数年、黙って授業を受けることなんてありませんでしたので、講習は本当に辛かったです。
週末の土日を丸々使って受講しましたので、次の1週間は元気がありませんでした。(笑)
学習内容は、実務を想定したワーク形式なので、非常に勉強になりました。
これを受講したからといって、早速実務を開始できるというレベルには到達しないと思いますが、大枠のフローを一通り学習できたことはとても有意義でした。
ひとつ驚いたことは、受講生の大半が40〜50代の方で、そのほとんどが「自己啓発で宅建を取得した人」で手を挙げていたことです。凄いですよね。
せっかく宅建資格に合格したなら、仕事をするか否かにかかわらず、登録までは済ませるべきだと私は思います。
そのための第一ステップとなる登録実務講習です。ちょっとハードですが、ぜひ頑張って受講しましょう!
また宅建士登録後、不動産業界への転職を考えているという方には、宅建Jobエージェントへの登録もオススメしています。
併せてお読みください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!