海外生活をしていると、日本では考えられないような困りごとに出くわします。
日々そうしたストレスを少なからず感じながら、海外生活をしている日本人も多いはずです。
本記事では、トルコ イスタンブール在住の私が、トルコ生活で実際に感じている困りごとを3点ご紹介します。
トルコに海外赴任予定の方やそのご家族、また留学や移住を検討中の方の参考になれば嬉しいです。
また、そんな予定が無い方も、「トルコってそんな感じなんだ~」と気軽に楽しんで頂ければと思います。
では、さっそく見ていきましょう!
トルコ生活での困りごと 3選
① 過激な交通事情
何と言っても、イスタンブールの交通事情ほど私を困らせるものはありません。
イスタンブールの渋滞は世界最悪と言われています。
など、こうした背景により、街のキャパシティを遥かに超える台数の車が走っています。
通常なら10分で行かれる場所であっても、夕方のピーク時には2時間以上かかる場合があります。
渋滞に巻き込まれてしまってはトイレにも行かれませんので、特にイスタンブールに住む方は、胃腸の管理が重要になります。
イスタンブールの交通事情については、以下の記事で更に詳しく解説しています。
② 不安定なインフラ
私たちの生活の基盤となっている、電気・ガス・水道・インターネットなど、トルコではこうしたインフラが不安定です。
当然、もっと不安定な国はあるのでしょうが、私が学生時代に経験してきた中南米諸国より不安定な印象です。
日系企業の海外赴任者であれば、一定以上の水準の家が与えられると思います。
私も、いわゆる「高層マンション」に住まわせてもらっており、家賃も25~30万円と非常に高いです。
しかし、そんな良い住まいでもインフラが不安定なのです。
など、毎日というわけではありませんが、時々こういったことが起こります。
私だけでなく、別のマンションに住む同僚も同じこと言っていました。
また、上記の理由から、水道水を直接飲むことは避けた方が無難です。
飲用・料理用に水を購入するのはとても手間ですので、水をよく使う方は、ウォーターサーバーを設置するなど工夫しましょう。
③ 為替・インフレの影響
近年、日本でも円安・インフレが社会問題となっており、賃上げなどの取組みが注目されていますが、トルコはそんな程度ではありません。
為替・インフレの影響を毎日肌で感じるレベルに、社会が日々変化しています。
2014年ごろから始まった長期のリラ安トレンドは今も続いており、直近2年間でもリラの価値は半減しました。
2022年3月には1米ドル=約15リラでしたが、2024年2月現在では、遂に1米ドル=30リラを超えたのです。
私は米ドルで給与をもらっていますので、必要な分だけ、都度トルコリラに換金しながら生活しています。
トルコリラで持っていると、どんどん価値が落ちていってしまいますからね!
通常、通貨価値が下落すれば、外貨を基準に生活する外国人にとっては楽になるのですが、今は違います。
トルコリラの下落を上回るほどのインフレが押し寄せているためです。
など、為替変動とインフレ、それに伴う最低賃金の上昇・給与改定が繰り返されています。
日本では考えられないほどの激動を感じています…
これは実際に一定期間以上住んでみないと分からないと思いますが、私は為替を確認しない日はありませんし、いつ値段がまた上がるかドキドキしながら日々生活しています。
日本人の私たちにとっては、少しでも円高トレンドとなることを祈るばかりです。
まとめ
少しでもトルコの生活をイメージできたでしょうか。
困りごとを事前に知っておくと、対処方法も検討できますね。(借りる家の場所など)
トルコで生活予定という方は、ぜひ本記事の3点を覚悟の上でお越しください。
イスタンブールにてお待ちしております!