FP2級技能士のきのこです。
FP2級を受験することになった時、「FP3級と2級って何が違うの?」「また新しく勉強すべきことがあるの?」と不安に思う方も多いと思います。
「3級で学んだことを更に深く学びます」と言われても、イメージが湧きませんよね。
FP3級と2級の違いについては、以下の記事でも解説しています。
本記事では、<相続・事業承継>において3級合格後、2級受験に向けて新たに勉強する内容をご紹介します。
ぜひ、学習の参考にしてください。
なお、3級で学んだことをざっくりとおさらいしたい方は、こちらの記事を先にご確認ください。
FP2級の新たな学習内容 <相続・事業承継>
① 相続分
- 寄与分
- 特別受益
について新たに学びます。
それぞれが認められるケースと計算方法を要チェックです。
② 遺産分割
- 遺産分割協議書
について、その作成方法をチェックしてください。
③ 相続税 申告と納付
- 延納
- 物納
3級では、「こんな納め方もあるんだ」程度でOKでしたが、2級では、具体的な要件や方法も学習します。
想像以上にややこしいので注意が必要です。
④ 土地の評価
- 路線価方式
については、3級でも学習しましたが、2級は更に複雑化します。
一方のみが道路に面している場合に限らず、正面と側面もしくは正面と裏面が道路に面している場合の評価額算出方法もチェックしましょう。
これは計算問題として出題されますので、繰り返し練習しましょう。
⑤ 株式等の評価
取引相場のない株式の評価について、
- 類似業種比準方式
- 純資産価額方式
- 併用方式
- 配当還元方式
といった評価方法があり、会社の規模によって適用されるものが異なります。
⑥ 相続対策
- 節税対策
- 遺産分割対策
- 納税資金対策
があります。
具体的な手法をチェックしましょう。
⑦ 事業承継対策
- 株価引き下げ
- 株式数対策
- 納税資金対策
があります。
こちらも具体的な手法をチェックしましょう。
⑧ 非上場株式等の贈与税・相続税の納税猶予制度
贈与税・相続税それぞれの猶予額についてチェックしましょう。
⑨ 事業承継を円滑にするための遺留分の特例
要件・手続きについて簡単にチェックしましょう。
まとめ
相続・事業承継も、割と3級の知識で問題ない科目のひとつです。
特に贈与税は、新しく学習すべき点はありません。
ただし、⑥相続対策 以降の内容はしっかりと学習しましょう。
ここが2級で新しく学ぶ部分であり、試験での頻出ポイントでもあります。
他の科目についても同様に2級の学習内容を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!